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Interview先輩インタビュー

「大きなことをしたい!」と
思ってたどりついた商社は、
思った以上に
大きいことをしていました

伊藤忠商事株式会社
松本有希さん

まつもと・ゆき 1985年、東京生まれ。大学でポルトガル語を学び、卒業後、2009年に伊藤忠商事株式会社に入社。以来、金属カンパニーに所属。2012年から2年間、ブラジルに駐在。現在は、オーストラリアの金属資源の開発やトレードビジネスなどを担当している。

Interview 先輩インタビュー

「大きなことをしたい!」と
思ってたどりついた商社は、
思った以上に
大きいことをしていました

伊藤忠商事株式会社
松本有希さん

まつもと・ゆき 1985年、東京生まれ。大学でポルトガル語を学び、卒業後、2009年に伊藤忠商事株式会社に入社。以来、金属カンパニーに所属。2012年から2年間、ブラジルに駐在。現在は、オーストラリアの金属資源の開発やトレードビジネスなどを担当している。

Work 仕事

鉱山にも行く
会社経営もする
もちろん駐在や出張も!

 グローバルな商取引や巨額の事業投資など、スケールの大きい仕事に若手のうちから挑戦できるのが総合商社の魅力だ。
 松本さんも、入社直後からブラジルの鉄鉱石事業プロジェクトに参加。最初の3年は、権益の買い増しや鉱山の操業チェック、パートナーとの連携などを担当。「日々勉強、でした。鉄鉱石の知識もない、契約書も読めない、ミーティングでは英語が飛び交って意味がわからない……」。憂うつな新人時代を乗り越えられたのは、先輩が「毎日5ページずつ契約書を読んでいこう」と、松本さんを絶対見放さなかったから。「こういうところ、弊社のいいところだと思います」
 4年目、5年目はブラジルに駐在。コンソーシアムを組んでいる日台韓の製鉄会社を相手にビジネスを展開したり、鉱山に足を運んだり、来伯した取引先をフルアテンドしたりと、商社の駐在員らしい八面六臂の働きを経験した。
 帰国後は、新規の開発資源の担当後、オーストラリアの資源事業を担当している。鉱山の掘り方から現地の人事、権益の売買、為替のことまで、多岐に渡る知識と的確な判断・行動力が求められる。「自分がどういう仕事をしているのかを説明するのは難しいのですが、鉱山会社の経営者が考えたり行動したりすることを、私もしている感じです」

新人時代に先輩から「商社マンたる者、電卓とペンとノートは必ず持っていろ」と言われてからは、この3点をバッグに必ず入れている。

Pradaの通勤バッグはブラジル駐在から帰国する際に記念に現地で買った。「弊社のコーポレートカラーなんですよ(笑)」

高知の鳥形山で研修。「山」や「石」を自分の目で確認することも大事な仕事。「あの国で資源が出た」と聞いたら、「じゃあ行ってくる」とすぐ海外へ向かうことも

WLB ワークライフバランス

朝型勤務に変えて
退勤後の時間が充実

 伊藤忠商事が2013年から全社をあげて取り組んでいることに「朝型勤務」がある。20時以降の勤務を原則禁止とする代わりに、5〜8時の早朝勤務には割増賃金を支給。そして8時までに出社した社員には、サンドイッチなどの軽食を無料支給するというものだ。
 「制度ができた当時はブラジル担当で現地との時差が12時間ありましたから、現地で何かあったら? という気持ちから深夜残業は当たり前でした」
 それが、トップダウンで朝型勤務になると、「何が何でも20時までには会議を終わらすなど、時間への対応が変化しました。あと、現地に信頼できるスタッフがいるのだから、何があっても彼らにまかせようと」
 夜の時間が空いたことで、私生活も変化した。「大学の夜間講座でファイナンシャルプランナーの受験講座に行ったり、自宅で外国語や会計の勉強をしたりするようになりました」

7時30分に出社すると、まず社員食堂へ。無料支給の軽食は3点まで選ぶことができる。バナナやスープもあって、バラエティー豊か

朝8時からオーストラリアとジャカルタにいる駐在員とTV会議

Holiday 休日

自然が大好き。
ゴルフにハマってます!

  平日は仕事にフルコミットするものの、休日には仕事を持ち込まないのがモットー。「私だけでなく、全社員が英語力のブラッシュアップを求められていて日々勉強しなければならないのですが、それも平日に集中するようにしています」
 休日は、体を動かすことがほとんど。「この肌の焼け具合を見てください。ゴルフとトレッキングをすることが多いです。基本的に外、自然が好きなんです」
 ゴルフは始めてまだ2年ながら、スコアは110を切る腕前! 「“おじさんのスポーツ”のゴルフだけは、絶対しないと思っていました。でも、生涯スポーツを探していたらゴルフを勧められ、打ちっぱなしに行ってハマってしまいました」

コースへは、ゴルフスクールで知り合った「ゴル友」と回ることが多い。社内コンペはたまに参加。「ふだん接点のない社員と話せるので、そういう意味でもゴルフを始めてよかったです」

School life 学生時代

「これからはブラジル!」
とポルトガル語を勉強
留学で日本を強く意識

 高校2年の時、ポルトガル語を学ぼうと決めた。きっかけは、日韓開催のFIFAワールドカップ。「優勝国がブラジルで、突然この国に興味を持ってしまいました。さらにBRICsが注目されていることも知り、私の中で一気に“これからはブラジルだ!”と(笑)」
 大学では、ブラジルに1年間留学し、十数カ国の学生が集まる寮のようなところに住んでいた。「そこでの会話で必ずと言っていいほど聞かれるのが、『日本ではどうなの?』、『日本人はこういう時、どう考えるの?』など。日本のことを改めてよく考え、日本人であることを強く意識させられた体験でした」
 留学を通して、「働く場所は、日本を代表できる場所がいい」と考えるようになり、後の就職活動へとつながっていった。

Job hunting 就職活動

「三つの軸」を持ち
行動するうちに
商社にたどりつく

  就活を始めたばかりの松本さんには、「この仕事がしたい」という具体的なものは特になかったが、留学の体験などから、以下の「三つの軸」を持つに至っていた。
 ①大きなことをやりたい
 ②チームプレーで仕事に取り組みたい
 ③日本・日本人を代表して働きたい
 「学生のうちに起業して、会社を大きくしようとがんばっている知人もいますが、私は最初からもっと大きく、何千億円単位のビッグビジネスに関わりたかったので①。②は、ずっとバレーボールなどのチームスポーツをしてきたので、仕事も仲間と一緒にするほうが向いていると思ったから。③はまさに留学時の体験からです」
 これら三つの軸に合った企業を探そうと、就職活動に臨んだが、当初は“日本技術の塊”のメーカー希望だった。ところが、自分がメーカーで働くイメージがどうしても描けなかったという。
 「私の三つの軸に合う就職先はどこなのだろう?」
 それを探すプロセスで、たどりついたのが総合商社の仕事だった。

Future Plan 将来の展望

ゴルフやトレッキングもしたいけど、
栄養学も気になる

 仕事では経営知識や経営者としてのマインドに、さらに磨きをかけていきたいという松本さん。これからも実務を重ねながら、さまざまな知識のもとでベストな判断をできる商社マンへと成長していきたいそうだ。
 プライベートでは、「ゴルフがもっとうまくなりたいです! トレッキングも南アルプスとか歩きたいですね」
 座学では栄養学が気になっているそうだ。
 「ずっと健康でいるためには食事や栄養が大事と思っていても、今まで学ぶ機会がなかったので、一度きちんと学んでみたいです」

Message 就活生へのメッセージ

長く働くなら
「自分がそこで働く姿」を
イメージできるかも大切

 新卒の就職活動は、会社のネームバリューを重視したり、内定をもらうことを急いだりするあまり、自分がやりたいことは何か、どんな働き方をしたいかなどを、脇に置いてしまいがちである。「そういう気持ちになるのもわかりますが、やはり私の三つの軸のようなものを持ち、それに合った会社を探しに動いたほうがいいと思います」
 漠然としていてもいいから、何かしらの譲れないイメージを持つことで、自分に合った職場と出会うことができると松本さんは語る。
 「それに、長く働き続けるつもりなら、最初に入った会社がいい会社で、ずっと付き合っていけるのがベストですよね。そういう意味でも、自分がその会社で働くイメージを持てるかどうかは、特に大事にしたほうがいいと思います」

松本さんの1日の Schedule

朝型勤務で
公私共にメリハリのある日々

朝型勤務導入後は、19時には退勤するようにしている。「その後の過ごし方は本当にいろいろです。アメリカのドラマ『SUITS/スーツ』もつい見ちゃうんですよね」

6:00 目覚ましは鳴るものの、
20分ほどしてから起床
7:30 出社。社員食堂で無料配布の軽食を選び、デスクで朝食
8:00
~9:00
朝までに起きたニュースや為替レート、メールなどをチェック。
海外駐在員を含めた定例のテレビ会議や勉強会の日もある
9:00
~19:00
プロジェクトの分析、資料作成、契約書の読み込み、
会議、新規案件のヒアリング、来日したパートナーのアテンドなど、
さまざまな業務をこなす
12:00
~13:00
ランチ。同期と外食することが多い。
同期女性の多くは子育て中。
夜よりこの時間におしゃべりに花を咲かす
19:00 退勤。予定がある場合は終業ジャストの17:15に
“ベルサッサ”することも。
退勤後の過ごし方は、スポーツジムやゴルフスクールに通ったり、
飲みに行ったり、直帰して勉強したり
23:30 入浴後、就寝

いろいろなハンドクリームは仲よしの女性社員からの海外出張みやげ。香りからお国柄が伝わってくる

取材・文 庄野勢津子  写真 岸本絢